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[読書] クライマーズ・ハイ (横山秀夫)

以前から読んでみたいと思っていた作品なのですが、去年読んだ「沈まぬ太陽」が結構ヘビーな内容(日航機事故以外の要因も多々ありますが)だったので、ちょっと時間を置いてみました。

夜の23時過ぎに読み始めたら、読む手が止まらずに読み終えたのは早朝4時。
いや、久々に読書で朝を迎えてしました。

クライマーズ・ハイ (文春文庫)




この本は『日航機墜落事故』という未曾有の大事件に直面した地方新聞社の記者たちと、その全権デスクを任された主人公「悠木」の苦悩と奮闘を描いた物語です。

著者の横山さんは実際この事件があった時、地元群馬の上毛新聞の記者だったそうです。著者自身、当時の事故の模様を深く知っていたからこそ、この作品はここまでリアリティが感じられる作品になったのだろうと思います。

全権デスクを任された悠木は上層部から疎まれ、部下からは見放され四面楚歌の状態に。社内の陰湿な抗争だったり、他の局との対立に巻き込まれながらも、「新聞紙」ではなく「新聞」を作りたい、その一心で事故の様子を伝え続ける姿には不覚にも涙がこぼれてしまいました。

決して絵空事ではない重厚な作品なのですが、ラストはとても穏やかな優しい終わり方です。読み終えて、ようやく「ふぅ〜〜」と深く息を吐き出せた感じがします。

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事故から今年で22年経ちます。今でも事故の翌日に早朝からテレビで流し続けられた乗客名簿の映像が忘れられません。自分の中で風化させてはいけない、忘れてはいけないと思うことがたくさんありますが、この事故もその一つです。

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昨年ドラマ化(NHK)され、今後映画化もされるとのことです。まずはドラマを見てみたいと思うですが、レンタルとかされてないですかね。ちなみに主人公の悠木を演じるのはドラマ版では佐藤浩市さんで、映画版は堤真一さんだそうな。本を読んだ限りでは佐藤浩市さんの方がしっくりくる感じがしますが・・・どうなんでしょうかね?
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1985年、御巣鷹山に未曾有の航空機事故発生。衝立岩登攀を予定していた地元紙の遊...
trackback by: 本を読もう?U | 2007/10/04 1:56 PM
 
 

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